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入国

〜〜〜→英語での会話
===→日本語での会話


僕たちはフィラデルフィア国際空港に到着した。
時差ボケでまだ頭が正常に働いてない。
バクやユキは平気なようだ。
座席で思い切り伸びをしてトイレで顔を洗う。

〜〜〜
「日本人ですか?」
「はい。」
「職業は?」
「高校生です。」
「何日間滞在しますか?」
「2週間です。」
「宿泊先はどちらですか?」
「友達の家とホテルです。」
「申告が必要なものはありますか?」
「無いです。」
「結構です。良い旅を。」
「ありがとうございます。」

入国審査を通過した。
審査場のカイリューのお姉さんはそこを去るとき、僕ににこりと微笑んでくれた。
出だしから何と嬉しいことか

荷物を受け取って外に出ると友達のオリバーが合図していた。
「久しぶりだな、ハル!」
「久しぶり、オリバー!」
「後ろのはお前の連れか?」
「見えるの?」
「俺も鏡を合わせたんだ(合わせ鏡をやった)。バッチリ見えてるぜ。悪魔は鏡の世界にいるけどな。それより、ロータリーにキャブを待たせてる。行くぞ。」
タクシードライバーのフローゼルが僕のスーツケースをブートに乗せてくれた。
「重くないですか?手伝いますよ。」
「これくらい平気さ。」

走ること約15分、オリバーの家に着いた。
「着いたぞ、ハル。起きろ。」
僕は時差ボケに負けて眠ってしまっていた。
「運転手さんの運転が上手すぎて眠っちゃったよ。」
「君は口が上手いね。特別に半額にしてあげるよ。」
「ありがとう。」

オリバーが僕のスーツケースを運んでくれた。
彼の両親は僕を寛大にもてなしてくれた。
「お招きいただき感謝します。」
「英語、お上手ね。留学なさっていたの?」
「実は、僕はイギリスで生まれて中学生になるまでそこにいました。おかげで日本語があまり上手に話せません。漢字も全くわかりません。」
「それはよくあることよ。」
「わかっていただけて嬉しいです。」
「こちらこそ。」
オリバーは僕を自分の部屋に誘った。
「俺に憑いている悪魔に会いたいか?」
「会いたいけど、その悪魔は怖い?」
「初対面だと誰でもビビるだろうけどな。」
後ろを振り返るともしものときには俺たちが守るぜ!とでもいうようにバクとユキはグッドサインをしていた。
また、オリバーの手持ちのカイリューも僕の近くにいた。
「出てこい!」
オリバーが鏡に向かって命令すると、鏡に映ったオリバーの姿が歪み、白いドラゴンが出現した。
「やあ。君がハル?オリバーから聞いていたけど、思っていたより可愛いね。僕はポケモンでいうレシラム 。呼び方は何でもいいよ。よろしくね。」
「よろしく…」





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キャブ→タクシーの意味、ブート→トランクの意味
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