厭な夢 01 02 03 04 05 06 07 08

蘇る惨劇

ここは北アメリカ大陸の南東部に位置する州;フロリダ州の南にあるマイアミ。

毎日ビーチで遊んでいるとある子どもが何かを発見した。それはコンクリートの塊のようだった…………ひびが入り、中に色のついた何かがあった…………
その子どもはその塊を家に持ち帰った。
「パパ、海で変なのひろったよ。」
「どれ、見せてみろ、ダニー。」
父親はその塊を見て興味が湧いた。
「おいで、ダニー。割って中を見てみよう。」
裏庭でハンマーを使ってコンクリートを砕いていった。
コンクリートに囲まれていたのは……劣化した……モンスターボールだった……
そのボールに木の実が落ちたとき、ボールが開き中に入っていたものが出てきた。ボールは開いた反動で真っ二つに別れていた。

現れたのは……赤黒く染まったレシラムだった……
「私を開放してくれてありがとう。代わりに願いを一つ聞いてあげると言いたいところだけど………あいにく、お腹が空いててねぇ……あなたたちを食べてあげる。」
「あの……子どもに嘘をつくのはいけないって教えてるんだ。」
「誰が嘘だって言ったの?」
父親は少々焦り眉間にシワを寄せた。
「ダニー、急いでママのところへ行きなさい!」
「でも、パパ…」
「急ぐんだ!」
ハンマーを目の前のレシラムに投げつけるとキッチンに入って棚の上から45口径の拳銃を取り出し、レシラムを撃った。
「効くわけないでしょう……いただきまーす!」
ガブリ……
父親は丸呑みにされた。

「ママ!早く…早く隠れなきゃ!」
「ダニー…どうしたの⁉」
「パパが…パパが……とにかく隠れなきゃ!」
母親は警察に電話しようとした。
バリンッ
「みぃ〜つけた!」
ガブリッ…
子どもの目の前で母親が食われた。
「うふふ……さぁて、残るは坊やだけね。」
「パパとママ……は……?」
「う〜ん…お腹の中よ…」
「返して……返してよぉ!」
「ダメよ。坊やはお腹の中でパパとママに会えるかもね。とにかく、私は坊やが……食べたいなぁ…」
彼女は生臭い息を子どもに吹きかけながら意地悪く舌舐めずりして見せた。
ベロォ、ベロリ……
「や、やめて!やめてよ!」
子どもを隅に追い詰め、顔を舐め回した。
涙と彼女の涎でずぶ濡れの子どもを最後まで味わい、そして呑み込んだ。

母親の服のサイズが合い、人間の姿になったレシラムはそれを着て車を奪い……復讐を果たしに向かった……

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