連載小説
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菊予の子供と興奮レリア
はぁ・・・延々と螺旋階段を上って20分。
「どこまで階段なの・・・これ」
だがレリアの方が何倍も疲れている。なぜなら途中に出てくる悪魔全てをレリアが倒してくれている
「あれって扉じゃない?」
レリアの指す方向。あと2回程螺旋を回ったあとぐらいだ
「歩きながらで良いから私の話を聞いて。恐らくあそこには菊予の子供・・・夢予(ゆめよ)が居る。契約したばかりで化け猫姿はかなり力を消耗するから私が戦い始めてからセチアは隠れて。」
と、その話が終わると同時にレリアが扉を開く・・・

#レリアから見て#
「いらっしゃい、千奈姉。」
「夢予・・・戻ってきて。」
頭に白い耳がある、間違いない
「戻りたいけどヒルンも友達だから裏切れないの、」
・・・友達のためなら私だって!
「私だって、夢予を連れ戻しに来たのよ!私の頼みは聞けないの!?」
「ここで千奈姉が死んじゃったらさ・・・頼みを聞かなくていいかなぁ?!」
ヒルン!あなたは夢予に何をしたの!?夢予は私を殺そうとなんてするわけないわ!でも、やられる前にやるしかない。
私は背負ってきたバッグをそこらへんに投げ置き小刀を構える。
「ほら、久しぶりに見るんじゃない?ワタシの狐姿を!」
一瞬にして夢予の姿が大きな狐の姿に変わった。
私は魔法を描く。
フェル・カリス!(火魔法)
火の玉を飛ばす。
しかし夢予はあっさりと火の玉を尻尾で振り消す。
「こんな物だっけ?魔法って」
「私には魔法だけじゃないわ、あなたのお母さんが作った水素玉・・・」
ズバッ!
「隠してるんだよね?千奈姉は」
私の横にあった柱が砕け散る。爪を思いきり振ったのだろう。
「隠してる?何をよ」
・・・バレる、バレちゃうって!早く!
グラァッ!
「うわぁっ!」
馬鹿っ・・・!
粉砕された柱にはセチアが隠れていた。それがバレたようで夢予が魔法でセチアの地面を突き上げた。そして夢予はそれを口に入れようと襲いかかる!
私の体は動いた。勝手に、セチアを助けるため・・・!


#セチアから見て#
目の前まで狐が来ている。助かる事は無いだろう。レリア・・・ごめん。僕、隠れんぼとかで一番最初に見つかってしまうの、言うの忘れてたよ・・・
ガツッ!
「!?レリ・・・」
バックン・・・
・・・レリアは僕をかばった。それで・・・
「た、食べられ・・・た?」
狐の満足そうな顔、そして口がモゴモゴと動いていた。確定している
「レリアを出してっ!」
狐に飛びかかったが。避けられ捕まる。
(美味しいよっ、君の相棒さん♪)
クチュッ、ジュルリ、うにゃぁ!クチャッ、クチャッ、はうぅ・・・
近くで見せられる食事の時間。噛んでいるときチラッとレリアが見えた、がなんだか嬉しそうに、楽しそうに舌と体を密着させていた。


#レリア#
ペロペロ・・・ジュルッ、ヂュル
「ぷへっ!ふふっ♪」
夢予はここに来たとき何人も人を食べたのだろう。この舌の使い方は餌を喜ばしながらの味わい方、その証拠に私は
「ニャッ♪うにゅー・・・」
こんな状態に
敵だと分かっていてもこの舌使いは反則だと思う程に気持ちいい
「や、やめてっ・・・あにゅぃ・・・」
レロレロ、グジュッ、クチャッ、クチャッ、ヌルリ
やはり人を食べているのだろう。この甘噛み・・・痛まない力加減が上手すぎる。
(千奈姉、どうしたんだろーねー?やけに嬉しそうな気がするけど。)
「いっ、いつもこの表情よ!」
(もうそんな笑顔もできないけどねぇ♪でもずーっと一緒に居られるよ♪)
グブッ、グプッ
喉の肉に足を捕られゆっくりと穴に落ちていく。
ゴグプッ、ズプズプ・・・ゴックン
穴に落ちたこの時。私はきっとすごい笑顔だったのだろう


#セチア#
レリアが狐の口に閉じ込められて大分経ったが・・・唾液の混ざる音と嬉しそうな声しかしない。もしあしてレリアって食べられるの大好きだったりするのかな?
狐は上を見て獲物・・・レリアを喉まで流す。
ゴクプッ、ズプズプ・・・ゴックン
(千奈姉の相棒君は千奈姉を消化し終わった後にゆっくりたべようか・・・それともゲームの最中で・・・)
独り言が僕の頭に響く。わざとな気がするが・・・ゲームとはなんだろう
そんな事を考えているとレリアが胃袋に収まった。暴れているのがよくわかる。
(相棒君も千奈姉が出られるのを祈ってなよー♪まあ、こんな中ではマトモに考える事もできないケド。)
僕の耳に少しお腹を近づけてきた。
ニュルニュル、みゅぅっ!もっと強くぅ・・・ムニッ、ドプン、ギュル、んん♪さいこ・・・
遊んでいるようにしか聞こえない。だが、こちらに不安が押し寄せる音が聴こえ始める
ジュウッ、ドロリ・・・ッ
「レリア!消化されちゃう!」
そのとき、狐の顔色が悪くなりケッ・・・ケホッとむせ出した。僕は拘束の緩まった手から抜け出した。そうすると狐はさっき食べた物を吐きだした


#レリア#
興奮度:60%
今、食道を通っている。食道の壁に付いた液は唾液よりもネバついてとりにくい、その液と一緒に壁で揉まれるから体はネバ&ベト
ベチャッ!
「ひゃん!」
食道から胃袋に落ちる時、胃袋の床に足が埋まった。足だけマッサージされてるようで体も床に埋めようかとも思ったけどやめておいた。夢予が誰かに言う事はないと思うが、誰かにバレたら恥ずかしい。
(千奈姉さん、ゲームをしようよ)
「いい加減出しなさいよ!(実は出たくないけど)ゲームなんてくだらないこと言わないで(ゲ、ゲーム?胃袋で遊ぶの?)」
言う事と思う事が反対。
胃袋が、私を揉んでくる。
「ひゅぅ・・・もっと・・・強く」
興奮度:70%
ムニュウッ、グニュ、・・・ズボッ
「あっ、手が!!・・・気持ちいい♪」
片手が胃袋の壁に埋まって抜けない。
(ゲームっていうのはね、どんどん壁に取り込まれていくなかでどうやってワタシから出るかって事♪でも、もし全身取り込まれて奥に連れていかれたら・・・)
「連れていかれたら?どうなるの!?」
興味津々。
(薄ーーーーーーーい胃液で1ヶ月ぐらい時間をかけて消化する♪)
わ、わざと取り込まれようかな・・・?
「でも、相棒君には、とても大変な捕食をさせてもらうね」
よし、出よう。セチアをこんな楽し・・・じゃない、辛く悲しい死に方させないようにしないと!
ムニュリ、ムニュッ、グル、ギュル
「や、やっぱり、どしよ、か、な」
出方を考えようとするが、揉まれたり胃唾液をかけられたりすると考えが変わる。
体が半身壁に埋まる。それだけではただ気持ち良いだけだったが少し慌てた。なぜなら・・・・
ジュウゥッ、ドロリ・・・ッ
片方の手の指に胃液が当たったが少しも溶けないし、温かいだけの唾液に似ていた。
あ、良いこと思いついた!
片手で使える魔法は何種類かあるが
思いついたのは、水の魔法か雷の魔法で胃を攻撃する(火の魔法は両手)
フェル・オヌス!(水魔法)
胃袋を冷水で満たした。これで吐き出すだろう、が
「ぶぶぶっ!」
誤算でした、息がもたないか・・・も





・・・て・・・きて!
「セチア!?」
隣に泣いたセチア。吐いている夢予。
「良かった・・・出る気があったんだ・・・」
・・・あの声聞いていたのか・・・恥ずかしい。

「夢予、お仕置きしないとね」
マゥル・アリス!
「いやぁっ!あっ!」
「な、なにしたの?」
心配そうにセチアが聞く
「心配ないわ、幻覚の魔法よ」
そうして、私はヒルンを討伐しに行く、セチアに食べられたときの事を色々言われない間に。
13/12/03 21:59更新 / イル
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■作者メッセージ
すみません、戦闘に入ると一気に文章崩れました。

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