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空港

翌日
「スーツケースは2つだろ?」
「ああ。そうだ。」
ゲッコウガがスーツケースを車に乗せ終わると、空港へ向かった。

「そんなに落ち込むんじゃねーよ。いいじゃねーか、そのかわりファーストクラスになったんだから。」
「ぐーすか鼾かきながら寝られねんだぜ。」
愚痴を言い合っているうちに空港に到着した。
審査場でパスポートを取り出して、他の乗客とは別のブースに入った。
職員のガブリアスがパスポートをチェックしていた。
「ケイレブ・サンチェス・ハワードさんですね。」
「ああ、俺だ。」
「カードを見せてください。」
ケイレブは書類とともに届いたカードを見せた。
「はい、OKです。」
ケイレブはゲッコウガを待っていた。
「マック・ホレイショ・フロッグさん。」
(あいつの名前そんなだったのかよ。びっくりだわ。)
しばらくしてゲッコウガが出てきた。なぜかサングラスをかけていた。
「待たせたな。」
「行くぞ、ホレイショ…」
「そんなに面白いか?」

2人が搭乗するデルタ航空145便のコックピット内では機長と副機長が話し合っていた。
「特殊任務に携わる人が乗り込むなんて、何を積む気なんでしょうね?」
「さあな。」

貨物室には大きなコンテナが1つ積まれていた。
そのコンテナのバッジには赤い文字でロック中と示されていた。
コンテナの前には防護服を着てガスマスクを被った2人の男が銃を構えて座っていた。

「搭乗開始まであと30分だ。行くぞ。」
「機内じゃタバコ吸えないんだぜ。」
「我慢するさ。やれやれ、久しぶりの鉄火場だ。」

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