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ハワード氏の里帰り

「何でアンタまでついて来んだよ⁉」
荷造りしているケイレブは悪態をついた。
「2人の方が航空券が得なんだろ?いいじゃないか別に。お前の親御さんにも挨拶しないとなぁ。」
「あっそう…荷造りは?」
「とっくに終わってる。」
ケイレブはスーツケースを閉じて玄関先に置いた。

書斎の机の引き出しの中からある紙を取り出した。
「機内警備の依頼かよ。よりによって里帰りの日に……まぁ、同じ便だし行き先も……いい額だし…引き受けるか…」
事前に届いていた灰色のガンケースを開けた。
「USP 9mmのコンパクトモデルか。ご丁寧に二丁とは……二丁⁉」
ガチャっとドアノブを回す音がしてゲッコウガが入ってきた。
「一丁は俺のって訳か…久々だな。」
ゲッコウガは笑みを浮かベていた。

「出るのは明日の午後だろ?」
「そうだけど…」
「ちょうど腹が減ったんで……いただくぜ。」
「おい、冗談だ…ろ…」
ケイレブが言い終わる前に舌が巻かれていた。
ごくん
「出たら覚えてろよクソオヤジ!」

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