目 次
火の鳥のご馳走 - おやすみなさい
はむっ♪
コリンクはついに頭を咥え込まれてしまい、もう逃げることはできなくなった。
しかし、なぜだか気分が落ち着いてくる。
「んぅぅ…」
ついに、彼はルフシャに心を許してしまい、その身を委ねるようになる。
「ふふっ、いい子ね…」
ルフシャのほうも上機嫌になり、さらに彼を口内に収めていく。
口内に入っていくにつれて、温かい息がコリンクの顔に吹き付けてくるが、全く気にするようなそぶりを見せない。
それどころか、だんだんとまどろんできているのだ。
口の奥のほうに進むにつれて、体も口内に収まっていく。
それとともに彼は、気持ちよさそうに笑みを浮かべている。
唾液が体にまとわりつこうが、舌が体に触れようが、全く気にはしない。
「あぅ…」
たまに甘えたような声をあげ、嬉しそうな顔をした。
そして、頭のほうがのどに入りかけると…。
「そろそろ呑み込むね♪」
上機嫌なルフシャの声とともに、口内は傾き始める。
「うん…」
コリンクもすっかり安心しきっていて、口の中に入る前とはまるで違う。
口内が傾くにつれて、彼の体ものどのほうへ向けて滑っていき、そして…。
ゴックン…♪
大きく鈍い音を響かせて、コリンクを丸呑みにしてしまう。
コリンクを丸呑みにしたルフシャの喉は、大きく膨らんで、その膨らみがお腹へとゆっくりと降りていく。
食道の肉壁は、彼をやさしく包み込んで、ゆっくりと下へ下へと送っていく。
あまり時間がたたないうちに、ルフシャの胃袋へとたどり着くコリンク。
柔軟な胃袋の肉は、コリンクの着地の衝撃を緩めてくれた。
「ここが…胃の中…」
始めてみる胃の中の光景に、彼はただ立ち尽くしている。
しばらく胃の中を見学した後は、ちょっと歩き回ってみることにした。
「わ、ぷにぷにしてる」
肉壁を触ってみると、ぷにぷにとした柔らかい感触が伝わってくる。
足元は少しぬめぬめとしているが、歩きにくいというほどではない。
「どうかしら?私のお腹は…」
さっきよりも大きく聞こえるルフシャの声、すこしびっくりはしたものの…
「気持ちいいよ♪」
と、嬉しそうに答えて見せた。
「そう♪ありがとう♪」
その言葉を聞いたルフシャもとてもうれしそうに返事をし、おなかをゆっくり優しくなでた。
「しばらくしたら出してあげるからね…」
お腹を撫でていると、ルフシャは急にまどろんできて、眠気が襲ってきた。
それはコリンクも同様のようで、
「うん、おやすみなさい…」
コリンクは先に眠気に負けて眠ってしまい、ルフシャもそのあとに続いた。
こうして、二匹のポケモンはしばらくの間、気持ちよく眠っていた…。
今日も小説を書いてみました。
楽しんで読んでいただければ幸いです。[16/02/02 21:09 猫缶]
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