連載小説
[TOP] [目次]
千奈と契約。千奈の昔の記憶
「んぅぅ・・・朝ですか。あっ!あの子出してあげないと。生きてますかね?」
ドヂャッ!
「寝てますか・・・しばらくそのままに・・・」




「起きなさいよ、いつまで寝てるの?」
「おはよう千奈・・・」
「ほら、早く行くわよ!ヒルンの塔に!」
引っ張られながら菊予さんと冬夜さんにありがとうを言って家をでた。

しばらく歩いて・・・
町をでてすぐにうっそうと生い茂る森が見えてくる
「ヒヨや菊予達がヒルン討伐に行けれない理由は虫が嫌い、暗いのが嫌、い何かに襲われそうとか」
そんな理由?町がヒルンに滅亡させられるのに?
千奈は僕を置いて森に入った。慌てて僕も追う。

森に入って20分ぐらいたった。
「あっ!」と千奈が言うのでビックリした。
「ねぇ、あなた誰かと契約した?」
『契約』なんて言われたけど
「何それ?してない」
「そうなのね・・・」
怒るのかと思ったが少し笑っているような気がする
「私と契約しなさいよ♪」
突然すぎて「うん」としか言えない。
「ちょっと痛いかもよ!っと」
うっ!爪でおもいきり僕の手を引っ掻いて血を出した。
千奈も自分の手を引っ掻いて血を出してそれを僕に
「早く飲みなさいよ。乾いちゃうじゃない」
と無理矢理飲ませた。千奈も僕の血を飲み、唱えた
「パートナー・ソウル!」



「起きろ♪起きろってば♪」
誰かに起こされたが辺りは真っ暗。
「なるほど・・・君は千奈と契約したのねぇー」
フードで顔が見えないが夢で会った千奈のようだ。
「あなたも千奈なんでしょ?」
「千奈の記憶にはない千奈なのよ♪」
意味がわからない
「千奈が覚えていない小さな頃の記憶は私が持っているわ。」
「返さないの?千奈に」
「君に見せてからね♪だって千奈は君に助けられてるんだから♪」
辺りがミスト町の道路に変わる。
「さて、昔話の始まりさ!」
***千奈の心の昔のお話***
お母さん?どこ?私は迷子?
冷たいコンクリートに肉球をつけるとヒンヤリする。お母さんが「待っててね」と言って1日経った。人目に付かない所に棲み家があるけどお母さんは戻らない。心配で外にでてもいない。
1日何も食べてないせいで眩む。
お母さんも見つけないまま、死んじゃうのかな?
「あ!猫だぁ♪これ食べる?」
人間の子供がニボシと呼ばれる物をくれた。私はそれを夢中で食べる。
「そういえば友達が・・・待っててね!今作るから」
まっててね・・・お母さんどこいったんだろう・・・
「お待たせ、友達が猫用ミルクくれたんだぁ♪」
人間の子供が頭を撫でる。お母さんに似た暖かさ。
「そういえば・・・この猫に似てる猫が道路に」
ドウロ!?お母さんが言ってた!
(危ないから絶対渡っては駄目だよ?)
まさか・・・まさか
私は一目散にお母さんと行ったドウロに走った
************
「この人間の子供が・・・」
「僕なの?」
「そう、君♪そして菊予さんが言ってた事は当たりさ。千奈は猫と猫の間にできた子供」
「じゃあ何故化け猫に?」
「それも言うさ。でもこれは君には辛いかもよ?」
**********
「お母さん!?何で・・・」
お母さんは居た。・・・けど体は赤黒い血が出ていた。そして
「何で・・・何で・・・」
ドウロと呼ばれる場所を通る人間を乗せた人間が作った怪物。それに殺されたのであろう
「人間のせいでお母さんはこんな事に」
人間・・・ユルセナイコロシテヤル!
力が出てきた。お母さんが手助けをしてくれているような。そんな気がした・・・
***********

「憎しみが心を壊して千奈は化け猫になった・・・」
「でも何で人を殺さなかったの?」
人間を恨んでいるなら殺す・・・違うのかな?
「だからその記憶が私。千奈から憎しみの記憶だけ奪って思い出させないようにしてるの。でも奪っても体には残るみたいで道路をみると震えているし、君に最初会ったときもなんだか様子がおかしかったよ?(嬉しそうだった)私からもお願いする。千奈と契約してちょうだい」
そんなもの返事は決まっている
「うん!」
まわりの色が無くなった






て・・・      起きて!
「ふぇっ!?」
起きると、目線が高くなっていた
「体を見なさいよ、ホラ」
化け猫おぉ!?
「どーゆーこと?これ」
「け、契約したのよ!それと昔は、その・・・ありがと・・・」
記憶返したんだ。千奈は目を合わせない。しかしこういう時こそ!
「どういたしましてっ♪」
「にゃっ!?」
こちらから目を合わせると千奈の顔が真っ赤に
「バカッ!」
走っていってしまいました。その顔は・・・
「笑ってたような泣いてたような・・・どっちなの?」
と、まあ追いかけました。
13/12/02 14:33更新 / イル
戻る 次へ
■作者メッセージ
少し千奈の過去辛かったでしょうか?
まあ、最後明るくしました!(・・・この小説に恋愛のタグ付けたほうがいいのかな?)

TOP | 感想 | RSS

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35b