読切小説
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ピカチュウ先生の読書

「さて、ご飯も食べたし…」


ピカチュウ先生は昼休みに図書室にいくのが好きで、ほぼ毎日行っている。


図書室は静かで落ち着くのだそう。


………


図書室についた。


図書室は狭いが、置いてある本は結構ある。


先生は奥の方の本棚を探り、いつも読んでいる本を探し当てる。


その本は丸呑みを題材にした本で、何故このような本が図書室にあるのかはわからないが、ピカチュウ先生は好んで読んでいる。


胃の中の描写や、呑み込まれる時の描写がリアルなのだそう。


生徒が通るときは慌てて隠すが、たまにバレて、


「先生、こんなのが好きだったんですねー」


と言われ、恥ずかしい目を見ることもある。


食べる側も食べられる側も全てポケモンで、人間や架空の動物等は登場しない。


そこがまた好きらしく、ピカチュウが呑み込まれるシーンでは、それを自分に置き換えて読んでいるのだとか。


家にも同じ本があり、ベッドの中でもぞもぞしたり、大きく口を開けて呑み込む真似をしてみたりと、している様子。


しばらく読んでいると…。


「あっ、先生だ…!」


ヤンチャムが本に夢中になっている先生を見つける。


先生は没頭していて気が付かない。


「どれどれ…タイトルは…ポケモン丸呑み総集編…?」


すると、そのヒソヒソ声を聞きつけて、ピカチュウ先生がヤンチャムを見る。


「あ、先生…変な本読んでるな!」


「み、見てたの…?」


「ああ、この目でバッチリとな!」


「ーっ!」


先生は顔を真赤にして、本を落とす。


そしてうつむいてしまい…


「こ、このことは誰にも…」


「言うなってか?仕方ねぇ、言わないでおくよ」


「…ホント?」


「嘘かも知んねぇけどな…ふふっ」


………


そして放課後。


「はぁ…また見られちゃった。もう、どこかに隠れたいよぉ…」


すると、後ろから…。


「隠れたいなら、僕のお腹の中がいいんじゃない?」


「…え?」


後ろを振り向くと、何故かミュウがいた。


「…ミュウ?」


「そうだよ〜、君の声を聞きつけてやってきたんだ」


どうせメタモンか何かが変身しているのだろうと思ったピカチュウ先生は、体を触ってみる。


「…メタモンじゃないわね」


「失礼な!僕は本物のミュウだぞ!」


「う…ごめんなさい」


「まぁそれはいいんだよ…それより、隠れたいなら僕のお腹の中がいいと思うんだけど、どう?」


「そうね…じゃあ、お願いするわ」


するとミュウはピカチュウ先生の足をくわえ込み、優しく呑み込んでいく。


先生は顔を赤らめながら、ミュウに呑まれていることに興奮する。


そのまま体を呑まれ始めると、体を使った抵抗をしてみたりして、楽しんでみた。


ミュウはその都度それに付き合ってくれたし、ピカチュウ先生も嬉しそうだ。


そしてもう残すは顔だけとなると、ミュウは大口を開けて先生を喉に滑りこませる。


そして、ゴクンっと呑み込んでしまうと、お腹を大きく膨らませ,膨らんだお腹を抱えるようになでる。


お腹の中ではくるりと丸まった先生が嬉しそうに身じろぎをしながら、ただ身を委ねていた。


胃の独特の音を聞きながら、ピカチュウ先生は抵抗のようなことをしてみたりして、獲物の気分を味わう。


「ごちそうさま…美味しかったよ♪」


ミュウはそう言うと、しばらくその場でおとなしくしていた。


その後、ちゃんと先生は吐き出してもらえたらしい。

16/09/12 18:06更新 / 猫缶
■作者メッセージ
今回はミュウのvoreです。

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