読切小説
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男の子ポケモン達のぼあ

「はーあ、暇だなー」


ワタシの授業の時は、決まって男の子ポケモンがそういう。


女の子ポケモン達はまじめに受けているというのに…。


「もっとこう、刺激的な授業はできないのかなー」


昨日お仕置きを受けたばっかりのジグザグマくんももうそんなことを言っている。


「…はい、ここまでが今日の授業内容です。みんな、しっかりノートに書き残しておくようにしてください」


「め、めんどくさー」


「適当に書いて終わらせようぜ…」


ワタシはその声を聞くと、ため息をつきながら…。


「また丸呑みにされたいんですか?されたいならしますけど?」


「「ひ、ひいっ!」」


そして、教室はシーンとする。


そして、授業が終わって、翌日。


今日もワタシの授業があるので、頑張らなくては。


「ピカチュウせんせー、美味しそうだよね」


「うん、黄色くてなんだかレモンみたいだし」


その言葉を聞くと、ワタシはなんだかびくっとした。


(あれ、なんだろうこの寒気は…)


「よし、今日は俺達が先生になって丸呑み授業だ!」


「「おおーっ!」」


丸呑みが得意な男の子ポケモンたちが一斉に盛り上がる。


「いつもセンセーに丸呑みされてばかりじゃ癪だからな!」


「おうよ、もう我慢できねぇ」


「し、静かになさい!」


それでも、アーボくんをリーダーに、丸呑みが得意な男の子ポケモンたちが集まる。


アーボくん、ゴクリンくん、ハブネークくんだ。


「い、いやぁ…」


他の男の子ポケモン達は笑いながら見ていて、女の子ポケモンたちは何もできずにワタシを不安げに見ている。


「まずはオレからだなー」


「うぅ…」


アーボくんに巻きつかれ、身動きができなくなる。


アーボくんの体のぬくもりが直に伝わってきた。


「さて、そろそろ呑むぜ」


彼に頭を咥えこまれ、ワタシは慌てて抵抗する。


「んー!んー!」


口の中では声が出せず、そのままズルズルと呑み込まれてしまう。


そして体全体が体内に入り、肉壁に揉まれてしまう。


外から見ればアーボくんのお腹がぷっくり膨らんでいるように見えるのだろう。


「あの、次は僕だよ」


「ああ、わかってるよ」


今度はゴクリンくんに丸呑みされるのかと思うと、気が滅入る。


しかもハブネークくんまでいるとなると…。


ぬるるぅ…。


「あぁ…」


吐き出されたかと思うと、今度はゴクリンくんの口内に収められる。


そしてあっという間に呑み込まれてしまい、またもや狭い胃袋に閉じ込められる。


さっきの胃袋とは違って多少広く感じるけれど、やっぱり狭い。


「……」


ワタシはもう一度丸呑みにされなくちゃいけないので、流石に気が滅入る。


「さて、最後はオレだな」


「うん、楽しんでね」


一度吐き出されて教室が見えたかと思うと、今度はすぐにハブネークくんに呑み込まれる。


もはや抵抗する気力さえ残っていない。


ワタシは死んだように抵抗しなくなって、流れに身を任せるようになった。


ぐぶぶっ…ぐぶ…。


呑み込まれていくにつれて、生々しい音が聞こえてくる。


この音もだんだん慣れてきた。


「はぁ…」


そして、また狭く苦しい肉の洞窟へと案内された。


体はグジョグジョになっていて、しばらくは乾燥しそうにない。


体も疲労のせいかだるく、しばらく休みたい気分だ。


そしてしばらくして…。


………


「ピカチュウ先生…起きてください」


「ん…」


クラスのニャスパーちゃんに起こされ、保健室で目が覚めた。


「あの、吐き出されてから先生はしばらく眠っていたようなんです、で、今はこの保健室で…」


「なるほど、そういうことね」


「あの、大丈夫ですか…先生…精神的ショックとかは…」


「うん、平気よ」


そういう話をしていると、ワタシのお腹がなる。


「あら、おなかすいてたのかしらね」


「では、ワタシがしばらく先生のお腹の中にいますから、保健室の先生が来るまで待っていてください」


「うん、ありがとう」


そして、ワタシはニャスパーちゃんをくわえ込む。


じっくりと味を堪能しながら、ゆっくりと呑み込んでいく。


そうして、喉がどんどん膨らみだす。


そして最後の一呑みでニャスパーちゃんをお腹に収めると、お腹は大きく膨れた。


「ふぅ、ごちそうさま…」


ワタシは再びしばらく、眠ることにした。
16/09/11 09:31更新 / 猫缶
■作者メッセージ
今回は男の子ポケモン達のvorです。

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