読切小説
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ハンター
この世界には人間に害を与えるの生物と人間に益を与える生物がいる。

俺の仕事は前者を狩ることだ。

「……う……たい…ょ…隊長?」

「…んっ…どした…?」

俺たちは20人前後の小隊で、拠点のある町からおよそ500km離れた小さな村から依頼があり、そこに向かってる途中である。

「あの…もう少しで到着します」

彼女の名前は『アリシア』今回俺が任された隊で唯一の女性隊員である。
で、俺の名前が…
「隊長見えてきました!」だ。

「わかった。全員持ち物用意しろよ」

さて…お仕事始めますか。

今回依頼を出した村は大きな山の麓にある小さな村だ。
村では白虎を守り神として奉っているそうだ。
あんな血に飢えた獣を守り神として奉っていられるなと俺は思う。

「で…出現したのはチュンポポの群れと、ワーウルフの群れで間違いないですね」

チュンポポは小型の梟の仲間で黒い羽が特徴だ。
ワーウルフは非常に獰猛で稀に人間を襲うこともある。
討伐の依頼でくるトップ10に両者ともはいっている。

「ハイ…ここ最近畑や家畜が襲われて手がつけれなくなっていたところです


「わかりました。多分明日には終わっていると思いますので。」

「それはありがたい。明日は祭りでしてね、今日中に白虎様にお供えをあげないといけないので、よろしくお願いします。」


〜近隣の森〜

「え〜と今回のターゲットは
ワーウルフ25匹、チュンポポ30羽だ
簡単な相手だからって油断するなよ」

「「はっ!」」

「作戦通りに4.5人の隊に別れて作戦開始」

最初はこの依頼はすぐに終わると思っていたが、チュンポポ1羽、いや、ワーウルフ1頭すら見かけない。

「どうなってんだ…」

ポツ…ポツ…ザー

「くそ…!雨まで降ってきやがった
一旦戻るぞ」

そう俺が後ろを振り向いた瞬間だった大きなスギの木が突然倒れた。

メキメキ…ドゴン!

「うぉっ!ビックリした…」

「隊長少し見てきましょうか…」

「あぁ…ノルド頼んだ」

まぁ…枯れて耐えれなくなったんだろうと思ってた。
そう…目の前でノルドの上半身と下半身が別れるまでは。

フォン

「え…?」

俺達の前をノルドの上半身が飛んでいった。
理解できなかった、スギの木に近づいたノルドが切断されたのが。
だが…答えはすぐにわかった。
茂みから姿を現した、白い大きな獣
『白虎』

「ウソだろ…
なんで白虎がいるんだよ」

目の前の光景を理解できないケイ

「………!?」

腰を抜かしているアリシア
俺が今しなければいけないことは…

「俺がコイツの相手をする!お前らは
他の隊と合流しろ!」

この行動は正しかったのかわからないが、2人は指示に従ってくれた。
改めて見ると…デカイおよそ3mそれくらい…いやそれ以上かもしれない。
俺が今身に付けているのは、盾と槍だけだった。
こんなことになるのだったら、もう少し重装備で来たらよかったと後悔している。

「さぁ…来い白虎!」

だか…白虎は予想もしない行動をとった。
俺には目もくれず後ろの2人を追いかけていった。

「…ってオイ!待てコラァ!」

俺は白虎の後ろを追いかけていった。
今は軽装備だったことに感謝しているが、遅かった。
ケイとアリシアの悲鳴が聞こえた瞬間ケイの上半身が飛んでいった。

(間に合え…間に合え…!)

白虎の爪はアリシアに当たることなく飛び出してきた俺にヒットした。
盾は壊れたが、肋が数本折れただげて命は助かったが、俺の意識はフィードアウトした。


(この村では白虎を守り神として奉っているのです)

アイツのことか…。

(今日中に白虎様にお供えをしなけれ
ばならないので…)

お供えが俺達みたいなハンターってこと…か……よ。

寒い…俺は寒さで目が覚めた。

「………!?生きてる…」

俺はもう死んだと思っていたが、奇跡的に生きていた。

「イテェ…左の胸辺りが痛い…やっぱり折れてんのか…」

そんなことを呟きながら俺は辺りを見渡した。

「良かったアリシアも無事だったんだな」

少し離れた位置にへたれ込んでいるアリシアを見つけた。

「お〜い!アリシア!」

返事がない。

「おい!アリシアぁぁぁ!」

ビチャ

俺は木の根に足が引っ掛かってしまい
目の前で倒れた。
俺は頭をあげたが

「…!アリ…シ…ア…」

アリシアの目に光は無く、腹から顎にかけて大きく切り裂かれていた。
そして、そこでようやくチュンポポを1羽見つけることができだが、俺は、強烈な痛みと共に意識が無くなり、二度と目覚めることは無かった。
              
俺は、白い巨大な虎に踏み潰されて死んだ。              
15/02/22 22:15更新 / エメラルド
■作者メッセージ
どうも、こんばんは、こんにちは。
エメラルドと申します。
はい、なんとなくで書いてみましたがいかがでしたか?
自分ではそれなりに書けたと思っています。
もしよろしければ、感想をお願いします。


2/22 11:33
  誤字があったので訂正しました

2/22 22:15
     最後の方に文を追加しました

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