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人食いクジラ

エヴァンゲリオン弐号機

INDEX

  • あらすじ
  • 01 大海
  • 02 次の獲物
  • 03 観察
  • 04 クジラの記事
  • 05 クジラとの戦い
  • 06 クジラの体内で…
  • 07 何処かの国の王女
  • 08 王女の行く先
  • クジラとの戦い

    いつもの通り、クジラは悠々と広い海を泳いでいた。
    その巨体をゆっくりと動かし、海の中を進んでいく。
    その頃、陸上では、人間たちがクジラを討伐しようと武器をたくさん用意して、船に乗り込む。
    その事を、クジラは少しも知らず、船の下を通過する。
    船の近くを見張っていた船員が
    「今の…クジラじゃないか…?」
    と、海の中を指さして、震えながら言う。
    周りにいた船員たちは、海の中を一斉に見る。
    しかし、彼らの視界に映ったのは、きれいに透き通った水面だけ。
    クジラの姿など、どこにもない。
    「なんだ…気のせいか…」
    と、言い終わった直後、海から何かが飛び出した。
    影になっていてよく分からなかったが、あの姿は、間違いなくクジラ。
    「お、おい!クジラだぞ!」
    一人がそう叫ぶと、船員たちは一斉に武器をとる。
    そして、せわしなくあたりを見渡し、クジラを見つけようと必死になっていた。
    クジラは、船をじっと眺め、余裕の表情だ。
    「や、やれーっ!」
    指揮官らしき人間が叫ぶと、クジラに向かって、一斉に槍などの、武器が投げられる。
    クジラは、それを一目見ると素早く避け、船の上にジャンプした。
    船員たちは、慌てふためいて海の中に飛び込み、無事だったが、船はバラバラになってしまった。
    クジラは、海の上にいる人々には目もくれず、ただ、陸のほうを眺める。
    陸には、立派な体の船長が、クジラを睨んでいる。
    「ククッ…初めからこいつがお目当てだったのさ」
    クジラは軽く笑うと、船員たちを眺め、にやける。
    船長は何も言わず、連射式の銃のようなものを取り出すと…。
    「お前とはここでおさらばだな」
    水面から顔を出すクジラに向けて、ありったけの弾を撃ちまくった。
    クジラは慌てる様子もなく、水面から飛び出し、水しぶきを上げながら、その弾丸を避ける。
    「くっ…」
    そして銃の球は底をつき、船長は、後ずさりをし始める。
    その様子を見たクジラは、大口を開けると、船長に食らいつき、海の中に引きずりこんだ。
    人間は、水の中では長く息が続かない、そのことを知っているクジラは、海の中なら抵抗もできないと思ったのだ。
    完全に咥え込まれ、かつ水中という環境。
    船長にとっては、この上ないほどに不利な状況。
    その状況まで引きずり込めば、安心して捕食できる。
    「それじゃあ…いただきまーす♪」
    口内に船長を引きずり込み、肉厚な舌で舐め始める。
    唾液が船長の体に降り注ぎ、体に重圧を背負わされる。
    ねとねとした唾液は、船長の体の自由を奪う。
    舌は船長の味をどんどん奪い、同時に体力も奪う。
    「ぬぅぅ…う」
    重くなった体を必死に起こそうとする。
    麻痺やら毒を食らったわけではないのに、体が重い。
    そんなこんなで舐められ続け…。
    クジラは首を上にあげ、溜まった唾液と一緒に、ゴクリッ…と言う嚥下音を響かせ、船長を丸吞みにした…。

    13/11/30 12:09 エヴァンゲリオン弐号機   

    ■作者メッセージ
    集中して書いていたら、こんなに書いてましたw
    集中することって、なんだか不思議だなぁ…wと、ふと思いましたw