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人食いクジラ

エヴァンゲリオン弐号機

INDEX

  • あらすじ
  • 01 大海
  • 02 次の獲物
  • 03 観察
  • 04 クジラの記事
  • 05 クジラとの戦い
  • 06 クジラの体内で…
  • 07 何処かの国の王女
  • 08 王女の行く先
  • 次の獲物

    二人の船乗りから話を聞いた新聞記者は、急いで職場に戻る。
    「新聞のネタができた♪」
    その記者は、嬉しそうにしながら廊下を歩いていた。
    その頃…
    海の中で、クジラは相も変わらず獲物を探している。
    「魚は味に飽きちまったなぁ…」
    ぶつぶつ言いながら、水面を見る。
    「誰か人でも…んっ?」
    ふと前を見ると、水着を着た女の人が、泳いでいるのを見かけた。
    クジラは、ためらわずその女の人に向かっていく。
    「ふふ…海の中はきれいねぇ…♪」
    女の人はそう言いながら、海の中を泳ぎ続ける。
    クジラは、気づかれないように背後に回ると、大口を開け、女の人を食べようとする。
    その気配に気づいた女の人は、とっさに後ろを見た。
    しかし、すぐそこまでクジラが接近しており、女の人は恐怖を感じた。
    「え…私、食べられちゃうの…?」
    女の人は怯えながらそう言うと、身体を震わせる。
    彼女のそんな様子を見たクジラは、
    「ふふ…今はそんなに腹も減ってないし、消化はしないでおいてやるよ」
    クジラは、ニタニタと笑いながらそういうと、再び大口を開ける。
    彼女は、クジラに足から口内に入れられ、口の中に入った。
    口の中は、牙が生えており、大きな舌もある。
    女の人は、その肉厚な舌の上に着地し、力なく横たわる。
    クジラの肉厚な舌がいきなり動き出し、彼女を舐め始める。
    「うぅ…気持ち悪い…」
    女の人は、唾液を見ながら、そうつぶやく。
    クジラは、さらに女の人を舐めて、味を堪能したのち、彼女を、喉の奥に送った。
    そして…ゴクリッと生々しい音を立て、女の人は、呑み込まれる。
    狭く苦しい食道を、女の人は通り、あっという間に、胃にたどり着く。
    「胃かぁ…クジラの胃なんて、始めて見た…」
    独り言を言い、広いクジラの胃を見渡す。
    胃壁は、怪しく蠢き、彼女を歓迎しているように動く。
    その時、胃の中に、声が響いた。
    「俺の胃の中はどうだ?心地いいか?」
    と、クジラの質問の声が、胃の中に響く。
    「ジメジメしてて、気持ち悪い」
    女の人は、クジラにそう言った。
    「そうか…なら、これはどうだ?」
    クジラの胃壁が動き出し、女の人を包み込む。
    そして、マッサージをするように動き、女の人は、
    「気持ちいい…」
    とつぶやいた。
    そのうち、女の人は捕食されることが気に入り、クジラに捕食されることが多くなった。
    その女の人は、クジラと一緒に生活し、その様子が人間に見られ、翌日の新聞に載った。
    その新聞を読んだ人々は、唖然としたという。
    そして、クジラは、また新しい獲物を探しに行く…。

    13/11/09 13:46 エヴァンゲリオン弐号機   

    ■作者メッセージ
    文化祭があって、投稿が遅くなりましたw