連載小説
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決着?
辺り一面の、花。

黄色い花々が緑色の絨毯の上に顔を出し、自分の存在を示している。

ふと空を見上げる。それは雲ひとつない、美しい青空だった。心地良いそよ風が、自分の体毛をふわふわとなびかせt





「・・・ハッ!?ゆ、夢・・・。」

 気がつけば、黒と赤のストライプ模様の上にうつ伏せに寝かされていた。口内はぬるぬるとした液体と不快感で溢れていた。

「グラム・・・!」

「ん・・・ぅ?」

 声が聞こえた方に頭を持ち上げると、瞳をうるうるとさせるクロの顔があった。もし、ギラティナを知らない人に今のクロの顔を見せても、反転世界の王だとは誰も思わないであろう。

「うぅ・・・グラム、じんじゃうがどおぼだよぉ・・・!!!」

「クロ・・・ク・・・クフフフ・・・♪」

「グスッ・・・っえぇ?」

 感動の為に呂律が回らないクロの声は、寝ぼけ眼のグラムの微笑みを誘った。クロは戸惑い、泣くことを止めた。

「フフフッ♪ありがと、クロ・・・!」

「う、い、生きてて、良かったぁっ!!」

 クロは自分の額をグラムに擦り付ける。彼女はまるで子供をあやす様に笑顔で彼の頭を撫でていた。
 今の彼等の和やかな雰囲気は、誰が見ても、ついさっきまで互いに殺意を抱いていたとはとても思わないであろう。





・・・こうして仲直りしたクロとグラムは大勢の仲間たちと共に、幸せな生活を送って行く事だろう。時にはまた喧嘩することはあっても、最後には皆笑顔になる事だろう・・・。

「クロ・・・これからもよろしくねっ♪」

「うん!グラムも、宜しくねえっ♪」




・・・しかし、事件は終わっていなかった・・・。

「グラム、この間冷蔵庫にあったプリン、賞味期限過ぎてたから食べちゃったよ。」

「・・・えっ?クロじゃなかった・・・の・・・ファウスト・・・?」


☆おわり☆
14/01/20 23:29更新 / ファウスト
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■作者メッセージ
最後まで読んで下さり、ありがとうございましたっ!僕自身や、青海苔と黒海苔とクロもグラムも、皆感謝していますっ♪(えw

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