連載小説
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5 ~玩具が壊れる時~
俺が玩具になってから1年が経った、
俺の精神はもう、破壊されるところまで破壊され、ろくに食べ物も貰えなかったために痩せ細り、体力もない、考える力もない、抵抗する力も勿論なかった。
そんな中おれが持っていたのは、

絶対に死ぬまで玩具になり、逃げ出せない

と言う誰にも絶対に変えられない固定概念だった

誰も今はこの玩具で遊んでない今、俺は涙を流し、肩を震わせ、死と言う恐怖に怯えていて、口から出るのは、
「だれ、、、か、、、た、、すけ、、、て、、、、、、、、おね、、、、、が、、い、、、、、、、、、、ここ、、から、、、だし、、、て、、、、」
そんな誰かが聞いていたら助けたくなるような弱々しい声だった
視界は全くピントが合わず、涙で前が見にくくなり、日に日に暗くなっていく。これは、
既に死のカウントダウンが始まっていた、
「おっ、どうだ、まだ使えるか?」
白い龍が顔を近づけていた
俺は全身の力が抜けてぐったりしていた。遠くから見たら死んでんじゃないかっていうぐらい
「あーーもうだめだなこれ」
俺の足先を摘み上げて言った
「なぁ、こいつもう喰っちまっていいか?」
「あぁ、いいぞー」
「おし、じゃぁ喰うか」
俺をガシッと両手で持って
「もうヒョロヒョロじゃねーか、ちょっと待ってろよ」
と言って白い龍は何かをブツブツ言い始めた、そして
「へへ、どうだ元気出ただろ」
「えっ、あ、あれ?」
俺の身体はここに来た時と同じになっていた
「魔法って知ってるか?これでお前さんの身体元に戻してやったんだよ」
はぁ、わからん。そもそも魔法なんてこの世に存在しないはずだ
「じゃ、そのお礼にお前さんを俺の身体の一部になって貰うぜ」
もう俺は何の抵抗もしなかった、どうせ死ぬんだから
俺は口の中に入れられた、
「、、、、うわ、、」
いきなり大っきな舌で舐め回される、俺の味を味わっているのだろう。
「ちょっと脱いでくれないか?」
そう言われ俺は服を脱いだそして寝転び、服は外に吐かれ、俺はまだ舐め回される、
「わわ、、、ぶっ、、」
上顎に舌で押し付けられる、俺の体から肉汁?が出てきて俺の味を執念に感じ取っていく
さらにクチャクチャと汚らしく音を立てながら舐め回し、突然口を開け閉めして舌の上で俺を咀嚼し始める。
口を開ければ身体は宙に浮き、口を閉めれば舌の上に着地し、上顎と舌で力強く挟み込まれる。
そのまま何度も何度も繰り返し、咀嚼されもう半日は咀嚼されただろうか、よく飽きないなこいつ、急に咀嚼をやめ俺を舌の上に寝転がせた
口に傾斜がつき俺の身体はズリュズリュと頭から落ちていき、
頭が呑まれ、腹が呑まれ、足が呑まれ、足先が呑まれ、

ゴックン!

と森中に響くぐらい大きな音を立てて俺を呑み込んだ
16/12/27 02:49更新 / まーや
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なげーわ

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