目 次
分岐点 - ?
○○は悩んだ末にどの穴にも入らずにこの空間を出ようとするが、どうすれば出られるか分からない。すると突然、空間が薄暗くなり、辺りを見渡してみると遠くの方で大きな土管が横倒しになっていた。

その土管から出てきたのは大きな狐。その土管に近寄ってみると狐も前脚で立って土管から出ようとする。だが、土管から出てきた狐の体は後脚が無くただひたすら長く伸びていた。それこそ細い体で狭い所に潜り込む精霊「管狐」だったのだ。

管狐は体をくねらせながら近づくと勢い良く飛びつく。○○は管狐を受け止めるがその瞬間、両脚がもふもふしたもので縛られてしまう。見下ろしてみるとそれは管狐の体で素早く巻き付けて包み込んでいたのだ。そしてバランスを崩して横倒しにされる○○。その隙に管狐は素早く動き、〇〇の上半身にも自らの体を巻き付けていく。

毛に覆われた長い胴が幾重にも巻き付き、相手の体を優しく包み込む。管狐のとぐろは例えるならば寝心地の良い寝袋だった。
管狐は巻き付けた体で蛇の様に締め付ける。もふもふの体が全身に纏わりついているだけでも気持ち良いのに、自分の体と擦れるとさらに気持ち良い。しかも毛のおかげでとぐろの中は温かく、そのとぐろが苦しくないぐらいに締め付けてくるので○○はどんどん気が抜けていく。その様子に満足したのか、管狐は自分の頬を○○の頬に擦らせ、その体制を半日続けていった…。
[17/06/27 16:47 🐬🐍🐉]
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