連載小説
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1.始まりの物語
今日は雪がちらちらと降っているのを見ながら僕はそわそわしていた。

僕はこのイッシュ地方の隅っこセイリュウシティ―のはずれに住んでいる。
今日は僕の誕生日。今年で16才になる。
普通なら10才になったらポケモンが貰えるのだが、アララギ博士がここに来る予定は無かったらしく、6年間も延期になっている。
そして、ようやく今日、アララギ博士が来ることになっていたはずなんだが…
「遅い…」
今はもう午後5時、余りにも遅い。
とりあえず町の表通りに行ってみた。




やはりアララギ博士は来ていない。
その代わり僕と同い年あるいは10才くらいの子供がざわついていた。
まだかよ!とか、遅くね?とか、いろいろ聞こえてくる。
流石に遅いなと思った頃、じいちゃん…シャガさんが出てきて、
「えー、アララギ博士が来られないので私が探してくる。君たちは危ないから町から出ないように」
…まだかかりそうだ




どのくらい経っただろう
ーまだ5分かー
周りからざわつきが消え静かになったが、皆顔が死んでいる。
…一人を除いて。
「あ゛ー!まだかよ!遅いな!」
相変わらず汚い言葉遣いの幼なじみアルだ。
奴が僕に気付くまで1分無かった。
一瞬のうちに手を引かれ木陰に連れ込まれた。
「なぁ、お前なら俺の考えてること分かるよな!」
16年の付き合いだ、嫌でも分かる。
「多分、博士ってくらいだから“例の場所”に行ってるに違いないと思うんだ」
この辺りでそのように言える場所は一ヶ所しかない。多分そうだろうと思う。
「だからさ、今から行くからチャリ持って来い!」
準備が早い。奴は事前に自転車を置いていたようだ。
僕もすぐに自転車を持って出発した。



シリンダーブリッジを渡りセッカシティ―を抜けて北に向かう。
ようやく“例の場所”…リュウラセンの塔にたどり着いた。
予想通りいた。背の高い女性が塔に向かって、おー!とか古代のなんちゃらかんちゃらがどうとか…
ちなみに、アルん家のテレビでは見たことがあったが、実際会うのは始めてだ。
「あの…アララギ博士でしょうか?」
女性は振り返って
「ああ、そうd…ええ、そうですが何か?」
塔を見ているときとはまるで別人のような口調で、答えた。
「良かった…ソウリュウシティーで待ちくたびれてたんだよ!早く来てくれよ!」
と、アルは率直に言った。
「で、あなた達が迎えに来てくれたと」
「…待ちきれなくて」
「じゃあ、勇敢なあなた達からあげる事にするわ」
「じゃあ、俺は情熱の赤!炎のポカブにする!…お前はどうする?」
少し迷ってから、
ツタージャの入ったボールを手に取った。
「…決まりね。じゃあ私はソウリュウシティーに向かいます。あなた達も気をつけて。」
と言って立ち去った。
「なんか、無愛想な人だなぁ…そうだ!ユウキ!せっかくポケモン手に入れたんだから勝負しようぜ!」

                          …To be continued
16/04/26 22:36更新 / ユウキ
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■作者メッセージ
序章的なものが終わりました。
ガンガン書いてく…と思うので、よろしくです。
BW2の二年後の設定にしたのは、あんまりXYを知らないから
…Y欲しい!

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