捕食小説投稿所A>Haru & José(Pepe) & Javier >“Change”

“Change”

Haru & José(Pepe) & Javier

INDEX

  • あらすじ
  • 01 紹介
  • 02 出会い
  • 03 出会った彼女は
  • 04 家族になったマグマラシ
  • 05 高校生活
  • 06 成功
  • 07 題名
  • 高校生活

    ある日、私が部活から戻ったとき。
    「おかえり。」
    声はアリスの優しい声だったが、姿は全く違うポケモンがいた。
    「アリス……なの?」
    目の前にいたのは当時の私より大きく白と紺の体毛を持ったポケモンがいて、私を優しく安心させようとしていた。
    「私ね…進化したの…名前はバクフーン 。」
    「バクフーン 、これからもどうぞよろしくね。でも、アリスって呼ぶよ。」
    私は彼女と握手した。
    「怖くないの?」
    「全然。」
    そこに怖がりな昔の私はいなかった。

    それから、いつも彼女は私を不良から守ってくれた。
    その様子を見ていた先生が彼女をバトル部にスカウトした。
    入ったのはいいが、あまり良い結果を出せてはいなかった。
    私は彼女の部活を見学する機会があった。
    彼女の練習を見ていて、長所と短所がわかった気がした。
    対戦時、彼女は一般的に防御の体勢しかとっていなかったのだ。
    「アリス !」
    私は彼女に手を振ってそばに行った。
    「君は優しい子なんだね。」
    「相手を傷つけたくないの。」
    私は初めて彼女と出会ったときのことを思い出した。
    「じゃあ、相手が僕を傷つけたり食べようとしてるって考えてごらん。」
    ちょっとした考えを思いつき、近くにいたカイリューを呼んだ。
    カイリューは私をガシッと捕まえると…口元へ持っていった。
    「食っちまうぞ!」
    「アリス、助けて‼」
    すると彼女の目が変わった。
    ドスン…ギシギシ……
    「や、やめろ!ギブアップ!」
    アリスはカイリューにプロレスラー顔負けの関節技をかけていた。
    私は思っていたのとちょっと違うと思ったが、成功だった。

    そして、大会で見事優勝した。

    彼女は私のサッカーの練習にも付き合ってくれた。
    「ゴールに入れるときは真正面じゃダメ。隙間を狙うのよ。」
    最後に蹴ったボールがキーパー役をしているアリスの予想を裏切り、ポールの左上に当たって彼女の後ろに飛んだ。
    「入った!入ったよ!」
    このときの喜びは忘れもしない。
    その作戦はどんな試合でも通用した。

    だが、毎日が楽しいことばかりではなかった。
    久々に怖い思いをしたこともあった。
    それは彼女とサッカーをしていたときだった。
    ザザ…
    「痛っ…」
    私は転んで膝を擦りむいてしまった。
    「大丈夫?…血が出てるじゃない。」
    彼女は出血部を舐めた。
    「ありがとう、アリス。」
    何度も何度も舐めていた。
    「もういいよ…」
    だが、やめる気配はない。
    ガブッ
    「アリス!」
    彼女は我に返った顔をした。
    まだ、甘噛みの段階だったため、それほど痛みはなかった。
    「本当にごめんなさい、デレック。私…肉食のポケモンだから……ごめんなさい…」
    「大丈夫だよこれくらい。許すに決まってるだろ。家族なんだから。」
    彼女の目には涙があった。
    「怖い思いをさせてごめんなさい!」
    「大丈夫だよ。泣かないで…」
    私はその晩勇気を持って彼女のベッドに入った。
    添い寝をするのは初めてだった。
    しかし、目的はそれではない。
    「デレック⁉」
    「僕をた、食べてもいいよ。」
    「え⁉」
    「お肉食べたいでしょ?」
    「そ、そんな…で、でも…デレックを食べるなんて…」
    「遠慮はいらないよ。」
    彼女は溢れてくる唾液を必死に呑み込んでいた。
    「ほ、本当にいいの?」
    「もちろん…」
    私は内心ビクビクしていた。
    「じゃあ…いただきます…」
    私は彼女の大きな口の中に収まり、味を堪能された。
    ごくん
    そして私を優しく呑み込んでくれた。


    〜〜〜
    ケイレブはボールペンをカチッと鳴らして次のページをめくった。
    「自分をコントロールするのって難しいことなんですね。ポケモンにとっても。」
    「そういうことだね。でも、ポケモンの凄いところは人間よりも遥かに高い学習能力と運動能力を持っているってところなんだ。」
    「彼女にに比べたら…ウチの担任なんて…モフモフでぽっちゃりの毛玉だし、自分の都合で生徒を食べるし…バクフーンさんとは大違いですよ。」
    ケイレブはコーヒーを飲み干した。

    19/02/18 01:01 Haru & José(Pepe) & Javier