連載小説
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〜第一章〜それは、絶対してはいけない恋

「はあ〜…今日も互角の戦いだなぁ…」

俺は影から、自分より大きなヤツらが戦っているのを見ていた。

俺はグラードン…ていっても他のヤツらより小さい。2.0mだからな…

相手のアクア隊の隊長のカイオーガと、俺らの隊長は犬猿の仲だ。

それで、毎日毎日戦っている。

でも引き分け。

これが一生続くかと思った。

すると…

「今日はここらへんで撤収!!!」

相手の隊長のカイオーガがアクア隊の隊員たちに告げた。

「「「はっ!!!」」」

隊員のバスラオやサメハダーたちが、カイオーガを囲むようにして帰って行った。

俺らも帰る支度をしていた。

ちょっぴり血なまぐさい浜辺をあとにしようかと思ったそのとき…
誰かがグッタリと倒れ込んでいた。

しかし、俺以外誰も気付かない。



このままじゃコイツは…



俺は倒れ込んでいた誰かを、背負っていた自分よりデカいリュックに隠した。

バレたら怒られそうだし…


森の中で…
俺は、リュックを開けて倒れ込んでいたヤツを出した。

ソイツは藍色より明るい海の色の体、所々に赤いラインや白い模様。

何か…とてもきれいだった。

ソイツは攻撃を受けたためか、やたら傷ついていた。

俺は、オボンの実や包帯を準備した。

準備が終わったときだった。

「ん…ん〜…???」

ソイツが目を覚ました。

俺は思わず顔を覗き込んだ。

「んにゃあああああ!!!」

ソイツは後ずさりした後、ヒレで頭を隠して丸まった。

何だか可愛らしい仕草で、俺は吹き出しかけた。

「もーっ!笑わないでっ!!」

ソイツは、ぷーっとふくれて怒った。

その仕草も可愛らしい…

ソイツの名前はカイオーガ…というらしい。

これがキッカケになり、俺とカイオーガの生活が始まった。
13/05/19 08:05更新 / みかづき
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