連載小説
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確かめ合う絆
 「…!」一瞬頭の中がぼやけた直後、私は夜の雪原に立っていた。今見ている光景は現実の物ではない。そう悟った私は慌てずに周囲を見回し、どこであるのかを自分の記憶と照らし合わせる。それはつい先日、ロボと共に過ごしたあの夜の風景だった。…ということは…。『感応現象』が起こったのだ。私の思想が今、ロボの世界に入り込んでいる…。「ガウゥゥ…。」私を呼ぶ喉を鳴らす音が聞こえ、振り向くとそこに巨大なマルドゥークの姿をしたロボがいた。

 「ロボ!」「グルル…。」私達は歩み寄ると、あの日の夜と同じハグを交わした。今回は私から切り出した。「私、ゴッドイーターである間はずっとロボと一緒に居たいな。これからも、助けてもらう事がいっぱいあると思うけど、ロボと一緒に戦って、もっと強くなれるように頑張るからね。ロボは私にとって、最高のパートナーだよ。」ロボは私を見据え、ゆっくりと頷いた。「…ちなみに、私は美味しかったかな?もし機会があれば、またロボに食べてもらいたいな…なんて…///」

 再び頭の中がぼやけると、私は深夜の神機保管庫に戻っていた。私の話を聞いたロボは、口角を上げてニヤリと笑い、大きな舌を覗かせていた。

END
16/12/09 00:29更新 / ズィーベン
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